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一括投資と積立投資はどっちが得?|同じ160万・同じオルカンで4年間検証した結果#63

まとまったお金があるとき、「一気に投資した方がいいのか、毎月コツコツ積み立てた方がいいのか」——投資をしていれば誰もが一度は悩むテーマだと思います。

これ、わが家ではたまたま"完全に条件の揃った比較"ができる状態になっていました。同じ年に、同じ金額を、同じ銘柄で、入れ方だけ変えていたのです。

4年経った今、その結果を公開します。

結論:一括のほうが26万円多かった。ただし「いつでも勝つ」わけではない

  • 同条件なら、一括投資のほうが有利になりやすい(市場に置く時間が長いから)
  • ただしタイミング次第で最初はマイナスになる(私も今、別の一括投資で含み損です)
  • 大前提として、生活防衛費を確保した上での余裕資金で

比較の条件(ここが揃っているのがポイント)

比較が意味を持つのは、条件が揃っているときだけです。今回はここが、かなりきれいに揃っています。

一括(子のジュニアNISA)積立(夫婦の旧つみたてNISA)
開始年2022年2022年(同時スタート)
元本160万円160万円
銘柄オルカン(全世界株)オルカン(全世界株)
入れ方年初に80万円を一括 ×2年毎月コツコツ ×2年
追加投資なし(制度終了で凍結)なし(制度終了で凍結)

息子のジュニアNISA、私、そして妻——3人とも2022年に同時に始めました。そしてどちらの口座も、今は新規の買い付けができません(ジュニアNISAは2023年末で新規投資終了、旧つみたてNISAも新NISA移行で終了)。つまり両方とも"凍結された状態"で、純粋に運用成果だけを比べられるのです。

違いは「入れ方」だけ。これ以上ないほどフェアな比較だと思います。

結果:一括362万円 vs 積立336万円

元本現在の評価額損益
一括160万円362万円+202万円(約+126%)
積立160万円336万円+176万円(約+110%)
差26万円

同じ160万円を、同じ銘柄に、同じ年から。入れ方を変えただけで、4年間で26万円の差がつきました。

ちなみに、どちらも元本が2倍以上になっています。この4年間の相場が良かったという面は、当然あります。

なぜ差がついたのか:たった"半年"の違い

理由はシンプルです。お金が市場にいた時間が違うから。

  • 年初一括:1月にその年の80万円が全額、運用開始
  • 毎月積立:1年かけて入るので、平均すると運用開始は年の真ん中あたり

つまり平均して約6ヶ月、一括のほうが早く働き始めている。たったそれだけの差が、4年の複利で26万円になりました。

「時間を味方につける」とよく言われますが、半年でもこれだけ効く——というのが、私の実データから見えたことです。

⚠️ でも、一括が「いつでも勝つ」わけではありません

ここまで読むと「一括一択じゃん」と思われそうですが——正直に書きます。

私はつい先日、保険を解約して戻ってきたお金約182万円を、全世界株式に一括投資しました。その結果、今どうなっているかというと——

現在、約4万円のマイナスです。

一括投資は、入れた瞬間から全額が相場にさらされます。だから、そこから下がれば当然マイナスになる。「期待値が高い」ことと「必ず勝つ」ことは、まったく別の話です。

そして、2022年からの4年間で資産が2倍以上になったのは、結果的に相場に恵まれた部分もあった——これも正直に認めるべきところだと思っています。

一括が向く人/積立が向く人

一括が向く人積立が向く人
使う予定のない余裕資金がある毎月の給料から投資したい
含み損が出ても動じない値動きが気になって眠れなくなる
10年以上、売らずに置けるまずは少額で慣れたい

結局のところ、「自分が続けられる方」が正解です。期待値がいくら高くても、途中で怖くなって売ってしまえば意味がありませんから。

一括投資をする前に、必ず確認すること

  • 生活防衛費を先に確保する(暴落時に売らずに済むための現金クッション。詳しくは「生活防衛費の記事」に書きました)
  • 数年以内に使う予定のあるお金は入れない(教育費・車の買い替えなど)
  • 含み損になった時の自分を想像しておく(耐えられないなら積立でいい)

母の言葉:「お金がないと、心が寂しくなるよ」

最後に、少しだけ個人的な話を。

昔、母からこんな言葉をもらったことがあります。

「お金がないと、心が寂しくなるよ」

この言葉は、今でも自分の中でしっかり生きています。

投資は、期待値やリターンといった数字で語られがちです。でも本当に大事なのは、手元のお金が減りすぎて、心まで寂しくならないこと。数字の上で「一括が有利」だとしても、生活が苦しくなるほど入れてしまえば、その時点で失敗だと思っています。

生活費にも、心の余裕を。将来への投資にも、余裕を。そのバランスを保ちながら、長い道のりを一歩ずつ進んでいけたらと思っています。

まとめ

  • 同じ160万・同じオルカン・同じ2022年スタートで比較 → 一括362万 vs 積立336万(差26万円)
  • 差がついた理由は、平均して約6ヶ月、市場にいた時間が長かったから
  • ただし私の最近の一括182万は現在マイナス4万。一括は必ず勝つわけではない
  • 最優先は「自分が続けられる方法」と「生活防衛費」

数字は嘘をつきませんが、数字だけでは決められないのが投資の面白いところだと思います。どなたかの参考になれば嬉しいです。

※本記事は私個人の実績と考えを紹介したものであり、特定の金融商品や投資手法を推奨するものではありません。投資には元本割れのリスクがあり、過去の実績は将来の成果を保証しません。ジュニアNISAは2023年末で新規投資が終了しており、現在は新たに始めることはできません。最終的な投資判断はご自身の責任でお願いします。

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