
結論から書く。
私は、iDeCoをやっていない。
世の中は「iDeCoは節税になるからやるべき」一色だ。
それは間違いじゃない。メリットは確かにある。
でも私は、あえてやらないと決めた。
この記事では、
・iDeCoのメリットは何か(ちゃんと認める)
・それでも私がやらない4つの理由
・代わりに何をやっているか
を、薬剤師として正直に書いていく。
「iDeCo、やるべきか迷っている」人の判断材料になれば嬉しい。
※あくまで私個人の考えです。最終判断はご自身で。
■ まず、iDeCoのメリットは認める
フェアにいこう。iDeCoの最大の魅力は「節税」だ。
掛金が全額所得控除になる。
つまり、積み立てるだけで毎年の税金が減る。
これは強力だ。否定しない。
それでも私がやらないのは、
「入口の節税」より「出口の面倒くささ」の方が、
私には重く見えたからだ。
■ 理由① 60歳まで引き出せない
iDeCo最大の制約。原則、60歳まで引き出せない。
ここが、薬剤師という職業と相性が悪いと感じた。
薬剤師は、定年の概念が薄い。
極端な話、体が動けば何歳でも働ける免許職だ。
だから私は「老後資金を強制ロックする」必要性を、
あまり感じなかった。
それより、いつでも動かせるお金の方が、
私の働き方には合っている。
■ 理由② 制度がコロコロ変わる
iDeCoは、これまで何度もルールが変わってきた。
中には「弱体化では?」と感じる改正もあった。
10年・20年と付き合う制度なのに、
ルールが途中で変わるのは、長期投資として不安が残る。
「始めたときの前提」が、
ゴールの頃には別物になっている可能性がある。
■ 理由③ 出口戦略が複雑すぎる
ここが、私が一番引っかかったところだ。
iDeCoは「入れるとき」はシンプルでも、
「受け取るとき」がとても複雑だ。
一時金で受け取るか、年金で受け取るか。
退職金との兼ね合いはどうか。
控除の枠をどう使うか。
最適な受け取り方を考えないと、
せっかくの節税分が、出口の税金で目減りすることもある。
しかも、その「出口の裏技」自体が、
制度改正で封じられるリスクもある。
入口で得した分、出口で悩む。
私はこの複雑さを、抱えたくなかった。
■ 理由④ 結局「税金イベント」から逃げきれない
掛金は控除されても、受け取り時には課税の対象になる。
控除の枠内に収まればいいが、
他の退職金などと重なれば、税金がかかる。
「節税」と言いながら、
出口でまた税金と向き合うことになる。
トータルで本当に得なのか——
私には、そこまでの確信が持てなかった。
■ 私が代わりにやっていること:新NISA
ではお前は何をやっているのか、という話。
私のメインは、新NISAだ。
理由はシンプル。
・いつでも引き出せる(資金が拘束されない)
・運用益が非課税(出口がシンプル)
・制度が使いやすく整備された
私にとっては、
「出口で悩まない」ことの価値が、何より大きかった。
iDeCoの節税は魅力的だ。
でも私は、シンプルさと自由度を取った。
■ まとめ:iDeCoは「合う人」がやればいい
最後にもう一度言うが、iDeCoは悪い制度じゃない。
・定年まで引き出す予定がない
・出口戦略を自分で管理できる
・とにかく節税を最大化したい
こういう人には、向いていると思う。
でも私のように、
・働き方が柔軟(いつでも働ける)
・出口の複雑さを抱えたくない
・自由に動かせるお金を重視する
という人は、新NISA一本でも十分だと思っている。
大事なのは「みんながやってるから」で決めないこと。
自分の働き方とお金の哲学に合うかどうか。
そこで判断すれば、後悔しない。
※繰り返しますが、これは私個人の考えです。
投資の最終判断は、ご自身でお願いします。
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