任期満了に伴う沖縄県浦添市の市長選挙が1月31日に告示され、選挙戦に入りました。投票は2月7日で、1週間にわたり選挙戦が繰り広げられます。
立候補しているのは現職で自民党と公明党が推薦している松本哲治さんと、共産党や地域政党沖縄会大などが推す新人の女性候補伊礼悠記さんの2人です。
アメリカ軍の那覇軍港の浦添氏移設の是非や新型コロナウイル市対策などを争点に選挙戦が繰り広げられることになりますが、情勢としては当サイトは現職の松本哲治さんがやや有利なのかなとみています。
当記事では、松本哲治さんがやや有利と予想する根拠や、浦添氏の抱える問題について考えてみます。
浦添市長選挙情勢予想!松本哲治さんやや有利か!その理由は?
沖縄県の浦添市長選挙の情勢に関する情報は1月31日時点では出ていませんが、当サイトでは松本哲治さんがやや有利かと予想します。
先の宮古島市長選挙においては、玉城デニー知事率いるオール沖縄や国政野党が推していた候補が自民党や公明党が推薦する現職を破っていて、浦添市長選挙においても情勢の予想が非常に難しいところです。
一方で玉城デニー知事は、米軍普天間基地の名護市の辺野古への移設には強く反対し、国と激しく対立していますが、浦添市長選挙最大の争点とされているアメリカ軍那覇軍港の浦添移設については、同湾区への移動であることなどを理由として容認の立場をとっています。
玉城デニー知事としては宮古島市長選挙での勝利の勢いのまま浦添市長選挙でも国政与党を倒し、来年秋の知事選挙へ弾みをつけたいところですが、上記のような事情から表立って伊礼悠記さんを応援しづらいところがあります。
那覇軍港の移設に関しては浦添市民としては反対の立場の人が多いと推測されますが、知名度で現職に劣る候補が玉城デニー知事の協力なしに現職に勝利するというのは少し難しいのではないかと考えます。
浦添市の抱える問題は?
浦添市の最大の問題はやはり那覇軍港の浦添市への移設問題であるといえます。
名護市の辺野古への移設問題は全国的にもよく話題になりますが、那覇軍港の浦添市への移設の可否についてはあまり知られていない問題かもしれません。
反対する市民が反対する候補に投票するのか、もしくは国に逆らっても止められないという感情から国政与党系の候補に投票するのかといったところも注目です。
浦添市は人口が11万人ほどで県内でも4番目の人口を誇りますが、鉄道が通っておらず、交通の利便性への課題もあります。
そういったところも新市長がどのように取り組んでいくのかも注目ポイントではないでしょうか。
新型コロナウイルスの感染状況が深刻な点に関し、沖縄県も例外ではありません。現職市長のコロナ対策への評価も裏ぞr市長選挙で問われることとなるでしょう。
まとめ
「浦添市長選挙情勢予想!松本哲治がやや有利か!その理由と市の抱える問題点は?」と題し、2月7日に投開票が行われる沖縄県の浦添市長選挙について、結果予想や市の問題についてまとめてみました。
- 浦添市長選挙は現職の松本哲治さんがやや有利か
- 現職の強みに加え玉城デニー知事が表立って新人の応援をしにくくなっている
- 那覇軍港移設問題や交通の利便性の問題、新型コロナ対策などが浦添市の大きな課題
宮古島市長選挙に続いて国政野党系候補が勢いをつけるのか、与党系候補がそれにまったをかけるのか注目していきたいところです。