以前入社してすぐに仕事を辞めてしまう人の特徴について紹介しましたが、入社した人が続かないという問題は、入社した側、指導する側の双方に原因があり、こういった問題はお互いさまということができます。
最近ではパワハラやモラハラといった話題が取り上げられることが多いですが、そこまでいかなくとも新人が長く続けられないような仕事環境は改善が必要でしょう。
入社した側にも原因があることが多いですが、人材不足の中ようやく確保した人材がすぐにやめてしまわないように、指導する側としても心がけていく必要があると考えられます。
そこで当記事では、新人がすぐにやめてしまいかねない上司やその指導方法の特徴などについてまとめてみたいと思います。
女性にだけ優しい男性上司
職場での女性差別などが問題になることが多いですが、逆に女性にだけ優しく接する上司もちょっと考えなくてはいけません。
比較的年齢の高い男性上司の場合、女性に対しだけやたら優しく、男性には少しのミスでやたら叱り飛ばすというという人も時々見られます。
コミュニケーションも女性に対してだけ積極的にとっているような場合もあるでしょう。
おそらくは「男女平等」を意識してのことでしょうが、結局は「男はこうあるべき」という古い考えに縛られていると考えられます。
そうなると少し気が弱いような男性の新人であればすぐにやめてしまうかもしれません。
女性としてもそういった上司の言動を下心ととらえてしまうと早い時期に人材が逃げてしまう可能性があります。
男性でも女性でも、厳しすぎず甘すぎない指導が大切であると考えられます。
派遣社員やアルバイトなどの非正規雇用に対して偏見がある
上司やほかの社員に、派遣やアルバイトに対する偏見が根付いていれば、特に非正規雇用で雇われた人は働きづらいです。
派遣社員であれ正規雇用であれ、会社に入ったばかりでいきなりバリバリ仕事ができるという人はほとんどいません。
ミスをしたときなどに、「これだから派遣は・・」といった偏見の目を持っていては派遣社員は続けづらいですし、直接口にはしなくともそういった偏見はおのずと伝わることもあるので注意が必要です。
正規社員と派遣社員でコミュニケーションの取り方に差がある、正規社員にはきちんと歓迎会などを開くのに派遣社員には開かない、といった状況があるのであればそういった環境の改善も必要でしょう。
派遣社員やアルバイトスタッフは、どうしても給与面で正規社員との待遇にさがあります。会社側としては、非正規社員が少しでも早く正規雇用になれるような道筋を作っていく必要もあるでしょう。
まとめ
「新人をすぐやめさせてしまう上司や仕事環境の特徴は?」と題して、人で不足の中ようやく確保した人材がすぐやめてしまいかねないような上司の特徴や職場環境について考えてみました。
- 男女でコミュニケーションの取り方に違いがある
- 正規雇用と非正規雇用で扱いに差がある
こういった指導方法や職場環境があるようであれば会社側にも改善が必要といえます。
その他ミスなどに対して全否定するような指導方法ではなく「○○はよかったけど●●は改善しよう」といったスタンスの指導も必要とされてくるでしょう。
特に入って人がすぐやめてしまうという状況が繰り返されている職場に関しては一度新人さんが働きやすい環境にあるかどうかを考えてみても良いでしょう。